テレワークを導入する企業が増え、新しい働き方のベースになろうとしています。
昨年からテレワークを導入した企業で取り入れた人の中には、いくらか戸惑った人も多かったのではないでしょうか。
それもそのはず。今まで通勤して就業時間いっぱい働くスタイルから自宅で縛られることがない環境で働くスタイルへと変わったことで、どのようにして成果を上げていけばいいのかわからない人がいて当然です。
しかし、テレワークは今後、新しい働き方として定着し、効率的なテレワークができるようにいろんなやり方が生まれてくるでしょう。
今回は、テレワークを導入した人、これから導入しようと考えている人にとってテレワーク導入を進める5つのポイントについてご紹介していきます。

1日のタイムスケジュールを決める

通勤していたころは出勤時間や業務のスケジュールなどがきっちり決まっていましたが、テレワークになるとそれがなくなります。
通勤や打ち合わせ、会議などがなくなり、スケジュールは全て自己管理となります。
また、通勤がなくなることで朝の支度の時間がなくなることから、朝の準備に身が入らず、部屋着のまま仕事をする人も中にはいると思います。

テレワークになったら、まず1日のスケジュールを朝のうちに立てることが大切です。スケジュールが決まっていないと、「また明日でもできる…」と怠けてしまいがちです。ましてや、自宅にいるという緩みからついつい休憩をこまめに取ってしまうこともあります。
スケジュール管理やタスク管理のツールを使いながら、仕事が捗るスケジュールの立て方をしましょう。

ちなみに、テレワークであっても朝からカジュアルなジャケットやシャツなどを着るという習慣にしていると、気持ちにもハリが出てテレワークが捗ります。

コミュニケーションツールの活用

テレワークが導入されることによって希薄化するのが「コミュニケーション」です。これまでのように気軽に打ち合わせができる環境ではなくなったため、コミュニケーションツールを使って、こまめにコミュニケーションを取る必要があります。

例えば、よく使われているのはチャット機能が備わったChatWorkやSlackですが、個人にアカウントがあり、チャット機能で気軽に個人宛もしくはグループ宛にメッセージを送ることができます。タスク管理やファイル管理機能も備わっているので、ビジネスチャットツールとして便利です。

また、オンライン会議ができるツールも利用できるようにしておきましょう。少人数のミーティングから大人数で行う会議まで幅広くできるので、まるでオフィスのいるような雰囲気で会話することが可能です。
主なツールとしてよく使われているのがZoomやSkypeです。
通信環境がしっかり整っていれば、音声や映像が途切れたり、遅れることなくリアルタイムで話すことができて便利な機能です。また、自宅はプライベートな空間なので、「あまり写したくない」人はビデオチャット機能をオフにして音声のみでも参加することができます。

自宅で環境が整備されたワークスペースを作る

自宅でのテレワークは生活が隣り合わせとなっています。自分の中でメリハリを作って専用のワークスペースを作ることは、テレワーク導入を進める上で大きなポイントになります。
ただパソコンができるスペースを作るだけではなく、周辺機器やデスク、チェアーなどテレワークが捗るアイテムを揃えることも大切です。

セキュリティ環境の強化

テレワークを導入する上で必要なのはセキュリティ環境の強化です。
オフィスとは違って、自宅でパソコンやタブレットなどを使用することで、個人情報の漏洩や破損、パソコンのウイルス感染などには十分気をつけなければいけません。

リフレッシュして体を休める

テレワークになると、ずっと自宅に引きこもって仕事をすることになります。
また、時間関係なく深夜や早朝などでも仕事ができてしまうため、不規則な生活リズムになってしまう人も少なくありません。

適度にリフレッシュして、体を休めていくことがテレワークを上手に進めていくコツです。通勤スタイルでもテレワークでも、自己管理は社会人として基本的に身につけておくべき能力です。

まとめ

今回はテレワーク導入を進める上での5つのポイントをご紹介しました。
自宅がベースのテレワークでは不便だと思うことも多々ありますが、基本的にすべての業務を遂行することができます。自分が仕事しやすく、生産性を上げるための環境づくりの参考にしてみてください。
テレワークは今後も推奨されていくと予想されるので、自宅に限らずどんな場所でも効率的に業務を進めていける能力が求められていくと思います。