継続してお取引のある業者様が無かったそうで、新規でお問い合わせをいただきました。
電球が切れていたのは、試験のときにのみ使用する教室で、試験の予定もあったため、月内で施工完了できる業者を探しているとの内容でした。

お打ち合わせ

【ご要望】
・照明の交換工事を依頼したい
・試験の予定があるため、スピード対応が希望

【打ち合わせ期間】
・1週間

【施工期間】
・30分

とにかく期限内に照明交換ができる業者を探しているとのご要望でしたので、急ぎでスケジュールを組み、対応させていただきました。
弊社は照明交換工事のスピード対応も行っておりますので、お気軽にご相談ください。

現地確認

12月中旬のお問い合わせで、月内に施工完了するため、すぐに現地確認をさせていただきました。
ご依頼の教室の照明は電球1ヶ所でした。
調査をしたところ、照明器具の基礎部分の故障であることが判明し、基礎からの取替工事を行う必要がありました。
LED化をされていない学校でしたので、照明の基礎部分の取替工事をするなら、良い機会ですので、LED化を提案させていただきました。

この現地調査の際に、別の教室の蛍光灯も1ヶ所切れていたため、こちらも併せて計2ヶ所の照明LED化工事を行うことになりました。

施工

照明基礎部分をLED対応の器具に取替えます。
電球タイプ1ヶ所、蛍光灯タイプ1ヶ所の計2ヶ所を施工しました。

それぞれ教室内の1ヶ所のみLED化を行ったため、近隣の照明と色が近いものを選択し、取り付けました。

LED化をおすすめする理由

LEDはお客様にとって経済的なメリットが多いため、弊社でも良く提案させていただきます。
もちろんデメリットもありますが、総合的に見てメリットが多くなります。
今回は、提案の際にお話している内容を簡単にご紹介します。

■LED化のメリット

LED化のメリットはたくさんありますが、大きな特徴は2つです。

・電球の寿命が長くなる
・消費電量が少ない

この他にも、LEDライトは紫外線をほとんど含んでいないため昆虫が集まりにくく、掃除がラクでメンテナンスも手間がかかりません。

①電球の寿命が長くなる
【電球（60形一般電球）の寿命】
約1000時間　→LEDライトの場合　約40000時間

【蛍光灯の寿命】
6000～13000時間　→LEDライトの場合　40000～50000時間

LED化で電球では40倍、蛍光灯では4倍に寿命が長くなります。
照明は高い天井への配置が多いため、交換作業も業者に依頼するなど、管理コストがかかります。
LED化で交換頻度が少なくなるため、経済的にもメリットが高いです。

②消費電量が少ない
LEDライトは蛍光灯・電球よりも消費電力が少ないため、経済的です。

電気代は以下の計算式で算出されます。

【電気代の計算式】
消費電力（W）÷1000×1日の使用時間（時間）×1kWhあたりの電力量料金＝電気代

次に、蛍光灯とLEDライトの消費電力を比較してみましょう。
【1時間あたりの消費電力】
蛍光灯：85W
LEDライト：30W

上記の計算式を利用して、電気代を算出してみます。

【例】
・1日の使用時間　12時間
・1kwhあたりの電力量料金　30円（電気料金は契約によって異なりますので、単価30円と仮定します）

●蛍光灯の電気代
85W÷1000×12時間×30円＝30.6円

●LEDライトの電気代
30W÷1000×12時間×30円＝10.8円

LEDライトの場合、電気代が約1/3になることがわかります。

■LED化のデメリット

LED照明は従来の照明に比べて経済的なメリットが多いのですが、デメリットももちろんあります。
一番わかり易いデメリットは2つだと考えます。

・単価が高い
・重量が重い

その他にも、従来の照明より光の照射範囲が狭い、実際の色味と違って見える、などもありますが、日々改善されています。

①単価が高い
LEDライトは、従来の照明よりも単価が高くなります。
白熱電球（60W型）の場合、単価100～200円で販売されていますが、LEDライトは同型で2000円前後です。
価格差は約10倍。

ですが、電球の場合はLEDライトの寿命は約40倍になるので、同じ期間使用するなら白熱電球を40個購入することになります。
単価は高いですがLEDのほうが結果的にはコストダウンにつながります。
まとめると、電球をすべてLEDに取り替えるなら、初期導入コストはかかりますが、その後のランニングコストは抑えられます。

②重量が重い
LEDライトは、従来の白熱電球の約3倍、電球型蛍光灯の1.5倍ほどの重さになるケースもあると言われています。
シャンデリア型などで、複数の電球が集合しているデザインの場合、設置器具の強度・耐荷重の確認など、注意が必要になります。

■まとめ

LEDライトは従来の照明に比べて経済的にすごくおトクなことがおわかりいただけたかと思います。
導入費用はかかりますが、ランニングコストを抑えられる魅力があるため、弊社もLED化をオススメしています。

その他にも、特に水銀灯をご利用中の事業者様には、一度LED化をご検討いただきたいと思います。
2021年1月から施行された『水俣条約』により水銀灯の製造・輸入が禁止されました。
まだ販売は行われていますが、将来的には別の照明器具への変更が必要となります。
ぜひお気軽にご相談ください。