「オフィス不要論」に異議あり!

コロナ禍においてテレワークでの業務が一気に浸透。
最初は、「会社に出社しないと仕事が始まらない!」と思っていた人たちも、意外に家で業務が進むことがわかりました。

●オンライン会議システムが使いこなせるようになってきた
●家庭のWi-Fi環境などを整備して通信速度が上がった
●高性能なパソコンなどを購入した人

アフターコロナでもこのままテレワークでいいんじゃない?
オフィスなんて要らないんじゃない?という
「オフィス不要論」もチラホラと耳にするようになってきました。

 

オフィス不要派の意見

確かに。
家やシェアオフィスで仕事して、
好きな時に自分の家にあるお気に入りのカップでお気に入りのコーヒーを飲んで、
好きな時にランチを食べて、ぎゅうぎゅう詰めの電車や交通渋滞の中の車での通勤もなくて、
通勤時間のない分、さっさと仕事を片付けて夕方からの自分時間を楽しんで、
家の中で誰にも見られずラフなスウェットで仕事して、たまに会議があっても上半身だけそれらしくして、、、、

最高じゃないですか!
「オフィスなんて要らない!テレワーク万歳!!」

なーんて、言っている人は幸せ者ですね。

 

オフィスに出社したい人の意見

そうでない人もたくさんいます。

例えば、
●家で仕事をしようと思ったけど場所がない!
●オンライン会議をしようと思ったら部屋が散らかっている!
●オンライン会議でバーチャル背景を使おうと思ったらバックが汚すぎて上手く適用されない!
●オンライン会議をしていたら小さい子どもが泣き出した!
●ランチを食べようと思ったけど、周りに店もないし、同じ店は食べ飽きた!
●ランチをわざわざ作るの面倒
●なんだか家族に邪魔にされている気がする。。
●1日誰とも喋らないでいると根暗になりそう。。。
●通勤がないので運動不足で太ってきた!
●朝の家事をやっていたら結局仕事に入る時間が遅くなった。
●雨が降ってきたので洗濯物を取り入れたりしていたら集中力が途切れた!
●ついつい仕事を適当にやってダラダラとしてしまうし眠くなる。。。。

なんて、声も聞こえてきます。

こういう人は、オフィスに出社したいですよね。

それに、企業側にとって後半に出てきた「声」は、大きな問題!
これは絶対にあってはならないことですね。
テレワークで作業効率が落ち、効率が下がるのは企業にとって危機的状況です。

 

在宅勤務で作業の効率が低下したと感じる?

事実、実際に在宅勤務経験者の約7割の人が「成果が低下した」と感じているそうです。

 

だから言います。
絶対にオフィスは必要です!
「オフィス不要論」に異議あり!です。

もちろん、モノづくりの現場や営業などは論外です。
物を作っているのを遠隔操作で作るという話や、
営業は全て電話などで行う、といったことはさておき、
ここで議論するのは、テレワークでも可能なオフィスワークのケースに絞ります。

 

オフィスが必要な理由1 勤怠管理、行動管理の難しさ

オフィスが必要だと思う大きな理由の一番は、
勤怠管理、行動管理の難しさです。

何時に仕事を始めて何時まで仕事を行っていたか。
でも、会議がない限りこれは個人の自由ではあります。
一方で、
業務時間中にどれだけ休憩していたか、これは自由とは言い切れません。
途中、洗濯物を取り込んでいなかったか、
子どもが帰ってきて呼び出されていなかったか、
これを全て把握するのはかなり難しいです。

また、仕事をすべくデスクに向かっていたとしても
きちんと集中して作業をしていたか。
効率よく、無駄なく仕事をしていたか。

寝ていないまでも、頭が働かずボーッとしていなかったか。
なども問題です。
これには、時間で給料を決めるのではなく出来高制や成果ベースで人事評価を決めるのが有効ですが、
成果物がしっかりと見えない業務においては、このマネジメントは絶対と言っていいほど無理ではないでしょうか?

ついついサボってしまう。。。。
これは企業の帰属意識の欠如にも影響します。
オフィスがなく常にテレワークなどで作業をしていると、自分はその企業の人間だという意識が減ってきてしまいます。
このため、自分の作業さえこなせばよく企業の利益については気にしなくなります。
企業への貢献意欲もなくなるでしょう。

本来、企業に愛着を持ち、企業を大切に思っている気持ちがあってこそ、
「きちんと働いて成果を出さなければいけない」という意識も出るもの。
「お金をもらうために成果を出さなければいけない」といいう気持ちだけではなかなか持続しないです。

会社の人もよく知らないし、この仕事さえこなせばいい。
そんな気落ちで日々の仕事を家で黙々と行っていると、
「もし嫌になったら別の仕事を探せばいいさ」、程度のものになってきます。

もちろん、普段から社員同士の交流もないわけですから、
悩んだ時も、業務上でおかしいと思ったことも、
そのまま見過ごすことになることが多そうです。

なので、
自分のオフィスは『ここ!』
共に働く仲間の共有の場所は『ここ!』
という、
自分が帰属するオフィスがあることは必要だと思います。
それが、人間の心理ではないでしょうか。

定期的に顔を合わせてコミュニケーションをとる必要性

ひょっとすると、
「オンライン会議やオンライン交流会で仲間と繋がっているし大丈夫」と思うかもしれません。
ですが、仕事は進んでも、オンライン上ではチームワークは生まれづらいです。

もともと交流のある人たちが、集まることができないからと
オンライン会議やオンライン交流会をやるのは、チームワークが向上するかもしれません。
ですが、最初からリアルに会ったこともない人、
入社式(これもあるかどうかわかりませんが)だけで見かけたことのある人
そういった人たちとオンラインで顔を合わせても、それほど親近感は沸きません。
やはり、定期的にリアルに顔を合わせる必要があると思います。
何故って?人だからです。

もちろん、逆もあって、オフィスに出社していると、
職場の人間関係に悩まされるという問題も出てきます。

なので、アフターコロナも毎日出社する必要もないですね。

週に何回かはテレワーク。
通勤時間の無駄を省いて、
煩わしい人間関係も省いて、
テレワークでぎゅっと集中して仕事をして、
余った時間は自分と家族のために使って。

週に何回かはオフィスに出社。
仲間と顔を合わせ、会社の風土を体に擦り込み、テレワークではできない仕事とテレワークのための準備をこなす。

こういう働き方のために、オフィスは必要だと思います!!

オフィスの存在意義のいいとこ取りをしましょう!

ただ、出社が少なくなるでしょうから
オフィスも今までの様な広いオフィスである必要はなくなってきますね。

概ね、1日に出社する人の座るデスクを用意しておき、
出社したらどこに座ってもいい<フリーアドレス制>。
出社したときでも、ひとりのときと同じように作業に打ち込める<集中スペース>。

こういったことを工夫しながら、
オフィスの存在の一番のデメリット「コストの発生」を減らしながら、
オフィスを用意しておくのがベストだと思います。

もう一度言います。
「オフィス不要論」、反対!
「たまに出社したら快適なオフィス」、賛成!

では、そんな理想のオフィス。
オフィスの存在意義のいいとこ取りをできるようなオフィス。

いかがでしょうか?
御社の業務スタイルを鑑みながら、わたしたちと一緒に考えていきましょう。

どうぞ、弊社にお任せください!

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