パーテーションの音漏れ対策|欄間・隙間を塞いで防音性能を高める方法

「会議の声が漏れる」「隣の音が気になる」といった課題は、既存パーテーションの構造上よく発生します。
特にオフィスでは、欄間(らんま)や隙間から音が抜けることで、十分な防音性能を確保できていないケースが多く見られます。

本記事では、既存パーテーションを活かしながら防音効果を高める具体的な方法について、現場視点で分かりやすく解説します。
大規模な工事を行わずに改善できる対策も含めて整理していますので、費用対効果を重視される企業様にも有効です。

まず理解すべき「防音」と「吸音」の違い

防音対策を検討する際に重要なのが、「防音」と「吸音」の違いです。

項目 内容
防音 音を遮断し、外に漏らさない・外から入れない対策
吸音 音の反響を抑え、室内の音環境を整える対策

パーテーション対策では、基本的に「防音」を意識しつつ、必要に応じて「吸音」を組み合わせることが重要です。

対策1 欄間を塞ぐことで音漏れを大幅に軽減

最も効果が高く、かつ優先度が高いのが「欄間対策」です。
パーテーション上部の隙間は、音が抜ける主要なポイントとなります。

この部分を塞ぐことで、音漏れは大きく改善されます。

主な施工方法

  • 防音パネルや吸音パネルで密閉する
  • アクリル板やポリカーボネートで塞ぐ(採光を確保)
  • ガラスパネルを設置し、視認性と防音を両立

特にオフィスでは「明るさ」と「圧迫感の軽減」も重要なため、透明素材の活用が実務的に有効です。

対策2 パーテーション本体の防音性能を強化

既存パーテーション自体の遮音性能が不足している場合、後付けでの補強が可能です。

具体的な方法

  • 吸音パネルの貼り付け
  • 防音シートの追加施工
  • 二重構造化(簡易的な二重壁)

また、パーテーションの接合部や端部に隙間がある場合は、そこから音が漏れます。

  • フィラー材(隙間埋め部材)の設置
  • シーリング材による気密処理

これらを組み合わせることで、防音性能は大きく向上します。

対策3 床・天井からの音漏れを防ぐ

見落とされがちですが、音は上下方向にも伝わります。
パーテーションだけ対策しても、床や天井から音が回り込むケースは少なくありません。

有効な対策

  • 防音カーペット・タイルカーペットの導入
  • 天井への吸音パネル設置
  • 吸音ボード・バッフルの設置

特に会議室や商談スペースでは、天井対策の有無で体感が大きく変わります。

対策4 ドア・窓など開口部の見直し

パーテーションの防音性能を高めても、ドアや窓に隙間があれば音は漏れます。

改善方法

  • 防音カーテンの設置
  • 防音シートの貼付
  • 気密性の高いドアへの交換

開口部は「最後の抜け道」になりやすいため、全体設計の中で必ず確認が必要です。

対策5 レイアウト設計で音環境を最適化

設備だけでなく、レイアウト変更によっても防音効果は改善できます。

  • 騒音源(コピー機・通路)から距離を取る
  • 会議室を壁際に配置する
  • 人の動線と静音エリアを分離する

このような設計により、音の干渉を最小限に抑えることが可能です。

まとめ 費用対効果の高い順で対策することが重要

既存パーテーションの防音対策は、すべてを一度に行う必要はありません。

優先順位 対策内容
欄間の密閉・隙間処理
パーテーション本体の補強
ドア・窓の気密性向上
床・天井・レイアウト改善

まずは「音がどこから漏れているか」を特定し、効果の高いポイントから順に対策することが、最も効率的です。

現地調査により最適な対策は大きく変わるため、具体的な防音改善をご検討の場合は、ぜひ岡山オフィスづくり.comにご相談ください。

ご相談、現地調査、お見積もりは無料で承っております。
お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いたのは
大橋 WORK SMILE LABO
大橋 淳紀
株式会社WORK SMILE LABO
大学を卒業後、新卒で㈱ワークスマイルラボに入社。
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