WEB会議の部屋不足を解消する方法とは?オフィスの空間改善を解説

テレワークやハイブリッドワークが定着した現在、WEB会議は一時的な手段ではなく、日常業務の一部として完全に根付きました。社内打ち合わせ、取引先との商談、採用面接、拠点間の進捗共有、外部パートナーとの定例会議など、オンラインでのコミュニケーションは以前よりも確実に増えています。

その一方で、多くの企業が新たに直面しているのが「WEB会議を行うための部屋が足りない」という問題です。以前は会議室の数が足りていても、オンライン会議の増加によって会議室の使われ方そのものが変わり、今までのオフィス設計では対応しきれないケースが増えています。

岡山オフィスづくり.comにも、
「会議室が常に埋まっている」
「執務室でWEB会議をすると周囲に気を使ってしまう」
「急なオンライン商談に対応できる場所がない」
「一人で参加するWEB会議のために大きな会議室を使うのは非効率」

といったご相談が数多く寄せられています。

年間100件以上の施工実績を持つ私たちは、こうした現場の悩みに対して、単に会議室を増やすのではなく、限られたスペースの中でどのようにWEB会議に適した環境を確保するか、という視点からご提案を行ってきました。

この記事では、WEB会議が当たり前になった今だからこそ見直したいオフィスの「部屋問題」の本質と、現実的で導入しやすい解決策について、分かりやすく解説します。

なぜ今、WEB会議のための部屋不足が深刻化しているのか

WEB会議の増加によって生まれた課題は、単に「会議室予約が取りづらい」という表面的な話だけではありません。
実際には、オフィスの使い方そのものが変わったことで、従来の空間設計とのズレが生じています。

以前の会議室は、複数人が集まって使うことを前提として設計されていました。
しかし現在は、一人で参加するオンライン会議、少人数での短時間ミーティング、音声や映像を伴う商談、機密性の高い面談など、利用シーンが細分化しています。
その結果、大きな会議室だけでは需要を吸収しきれなくなっています。

特に課題になりやすいのは、音と視線の問題です。執務室でWEB会議をすると、話し声が周囲に響きやすく、会議の内容が意図せず周囲に聞こえてしまうことがあります。
本人も「周囲の迷惑になっていないか」「声が大きすぎないか」と気になり、会議に集中できません。
周囲の社員にとっても、近くで一人だけが話している状況は想像以上に気になるものです。

また、拠点同士をつなぐWEB会議では、従来であれば一つの会議室で済んでいた会議が、各拠点でそれぞれ個別に部屋を必要とするケースも増えています。
つまり、会議の件数が同じでも必要な部屋数は増えやすく、結果として会議室の稼働率が高まり、慢性的な部屋不足に陥るのです。

今後もWEB会議が急激に減るとは考えにくく、この課題は一時的なものではありません。
だからこそ、今の働き方に合った空間の再設計が必要になっています。

会議室を増やすだけでは解決しない理由

部屋が足りないのであれば「会議室を増やせばよい」と考えるのは自然です。
しかし、実際のオフィス現場では、それほど単純ではありません。

既存オフィスの中に新たな会議室を増設するには、まず空きスペースが必要です。
さらに、壁の新設や間仕切り工事、配線工事、空調計画、照明計画などが必要になる場合も多く、工期やコストがかかります。
オフィスの構造によっては希望通りに部屋を増やせないケースもあります。

また、会議室を増やしたとしても、すべてが同じ大きさ、同じ用途の部屋では効率的とはいえません。
一人で参加する30分のWEB会議のために、4人用や6人用の会議室を使ってしまうと、空間の使い方としては無駄が生じます。
必要なのは単なる部屋数の増加ではなく、利用目的に応じた空間の最適化です。

さらに、固定壁で会議室を増やしすぎると、将来的なレイアウト変更がしづらくなるというデメリットもあります。
組織変更や人員増減、部署再編、働き方の見直しなどに合わせてオフィスを柔軟に変えたい企業にとって、過度な常設空間はかえって運用のしづらさにつながることもあります。

そこで重要になるのが、「会議室を増やす」という発想ではなく、「必要な用途に合った空間を、必要なサイズで柔軟に確保する」という考え方です。

WEB会議時代に合った解決策は小規模個室の導入

近年注目されているのが、WEB会議専用の小規模個室や半個室の導入です。
これは、大きな会議室を増やすのではなく、一人または少人数で使うことに特化した空間を確保する方法です。

小規模個室のメリットは、必要十分なサイズで導入できることです。
2畳から6畳程度のコンパクトな空間であれば、オンライン会議、面接、集中作業、短時間の打ち合わせなどにちょうどよく、大きな会議室よりも運用効率が高くなります。

また、防音性や断熱性に配慮された個室であれば、執務室内で感じていた「声が漏れる」「周囲の音が気になる」「背景が落ち着かない」といった問題も解消しやすくなります。
特に、採用面接や人事面談、社外との商談など、周囲に聞かれたくない会話が発生する業務では、大きな安心感につながります。

WEB会議用の個室は、オフィス内の空きスペースに設置する方法だけでなく、敷地内の空き地や駐車場の一角に独立した空間として設置する方法もあります。
既存建物の内部に手を加えにくい場合でも、外部空間を活用することで解決できる可能性があります。

限られたスペースを活かせる「小屋」という選択肢

「オフィス内に新たな部屋をつくりたいが、スペースが足りない」「できるだけ大掛かりな工事は避けたい」「将来的な使い方の変更にも対応したい」。
そのような企業にとって、有力な選択肢となるのが小規模な独立型空間、いわゆる小屋型の個室です。

今回ご提案したいのが、「小屋やさん」の小屋を活用した空間づくりです。
小さなものは2畳程度から、大きくても6畳程度までのサイズで設計されており、駐車場の一角や建物脇のちょっとした空きスペースにも設置しやすい点が特徴です。

このタイプの空間は、単なる簡易的なプレハブではありません。
住宅の屋根、外壁、雨樋などを手がけてきた板金技術と建築ノウハウを活かしてつくられており、見た目以上にしっかりとした品質が確保されています。
雨風への耐久性はもちろん、断熱性や快適性にも配慮されているため、WEB会議や執務用途にも適しています。

さらに、一般住宅にも使用される建材を用いることで、長く使える品質を備えている点も魅力です。
簡易設置型の箱ではなく、「小さな部屋」「小さな建物」として考えられるため、オフィス空間の価値向上にもつながります。

[それ小屋ではじめよう]ちいさなお家「小屋やさん」は、店舗、趣味小屋、ガレージ、音楽小屋、勉強部屋、アトリエ、事務所などに。
小屋やさんは小規模店舗やプライベートスペースなど、夢を叶える住宅クオリティの小さなお家。(株)植田板金店が職人の技を活かして一貫生産。

短工期で導入しやすく、業務への影響を抑えやすい

小屋型個室の大きなメリットの一つが、導入時の負担を抑えやすいことです。
一般的な内装工事では、その場で壁を立て、下地を組み、仕上げを行い、設備工事を進める必要があります。
その分、工期が長くなり、現場の音や人の出入りによって通常業務に影響が出ることもあります。

一方で、小規模な独立型個室の場合、工場であらかじめ製作したものを現地に搬入し、設置する方式をとれるケースがあります。
これにより、現地作業の期間を短縮しやすく、通常業務への支障を抑えながら導入しやすくなります。

大きさが6畳以下程度であれば、4tトラックで搬入できるモデルもあり、現場条件が合えば比較的スムーズに設置が可能です。
今あるオフィス環境を大きく壊さず、必要な機能だけを追加していける点は、忙しい企業にとって大きな利点といえます。

また、条件によっては比較的導入しやすいケースもあるため、「オフィス増築までは難しいが、もう一部屋ほしい」というニーズと相性がよい方法です。
実際の設置可否や法的整理については、敷地条件や用途によって異なるため、事前確認を行いながら進めることが重要です。

見た目も機能も妥協しない空間づくりができる

小屋という言葉から、仮設感のある簡易的な箱型空間をイメージされる方もいらっしゃいます。
しかし、実際には外観やデザインの選択肢が豊富で、オフィスの雰囲気や企業イメージに合わせてコーディネートすることが可能です。

シンプルでシャープなデザイン、ナチュラルで温かみのあるデザイン、柔らかい印象を与える外観など、設置する場所や利用目的に合わせて選べるため、「ただ置いただけ」の空間ではなく、オフィス全体の価値を高める設備として導入しやすいのが特徴です。

また、内部空間についても、机やチェアのレイアウト、照明、コンセント、LAN配線、Wi-Fi環境、収納、空調設備などを含めて計画することで、見た目の良さだけでなく使い勝手の良い空間に仕上げることができます。
WEB会議はもちろん、集中作業や面談にも対応できるよう設計しておけば、利用率の高い多目的空間として活躍します。

WEB会議以外にも広がる活用シーン

小規模個室の価値は、WEB会議専用にとどまりません。
むしろ、導入後は想像以上に幅広い使い方ができることが多く、費用対効果を高めやすいのが特徴です。

たとえば、次のような用途が考えられます。

 

  • 一人用の集中作業スペース
  • オンライン商談や採用面接の専用ルーム
  • 社外秘の打ち合わせや個別面談の場
  • 簡易的な応接室
  • コミュニケーションルーム
  • 喫煙ルーム
  • 小規模なミーティングスペース
  • 書庫や保管スペース
  • 福利厚生用のトレーニングスペース
  • セミナーやレクチャー用の小空間

さらに、水回りや空調をオプションで整備できる場合には、より多目的な活用も可能になります。
今はWEB会議用として導入し、将来的に別用途へ転用することも考えやすいため、長期的に見ても柔軟性の高い投資といえます。

移設や再活用のしやすさも、固定壁による増設にはない魅力です。
働き方や組織体制が変わっても、オフィスの使い方に合わせて再設計しやすい空間として活躍します。

実際の活用例としての「WORK SMILE STUDIO」

実は、弊社でもすでに「小屋やさん」の小屋を設置し、実際の業務に活用しています。名称は「WORK SMILE STUDIO(ワクスタ)」です。

駐車場2台分ほどのスペースに設置したこの空間は、黒を基調とした箱型のシンプルな外観に、赤いロゴが映えるデザインとなっています。
中には、机に向かって集中作業やWEB会議ができる1人用WEBルームと、4人でテーブルを囲んで打ち合わせができるWEBルームを設けており、用途に応じて使い分けができる構成です。

実際に導入してみると、「個室があるだけでここまで働きやすさが変わるのか」と感じる場面が少なくありません。
WEB会議のしやすさはもちろんのこと、周囲を気にせず集中できること、短時間でも必要な場が確保できることが、日々の業務効率に直結します。

こうした実体験があるからこそ、私たちは単なる商品紹介ではなく、オフィス運用の視点から導入のメリットと注意点を踏まえたご提案ができます。

岡山オフィスづくり.comができること

岡山オフィスづくり.comでは、WEB会議環境の整備を単体の設備導入として考えるのではなく、オフィス全体の使い方を見据えたうえでご提案しています。

具体的には、次のような対応が可能です。

  • WEB会議用スペースの企画、レイアウト提案
  • 防音、空調、照明を考慮した空間設計
  • Wi-Fi、電源、配線などICT環境の整備
  • 家具、什器の選定と設置
  • パーティション工事、内装工事との一括対応
  • 既存スペースの見直しと運用改善提案

単に個室を置くだけでは、使いにくい空間になってしまうことがあります。
たとえば、電源の位置が悪い、カメラ映りが良くない、空調が効きにくい、配線が煩雑になる、家具サイズが合っていないといった問題です。
こうした細かな部分まで含めて計画することで、実際に使いやすいWEB会議環境を実現できます。

岡山オフィスづくり.comの強み

私たちの強みは、年間100件以上の施工実績に裏打ちされた提案力と、一括対応力にあります。
オフィスづくりに関わる業務を分断せず、企画から施工、家具、ICT環境整備までまとめて対応することで、スムーズな進行と品質の安定を実現しています。

また、短納期への柔軟な対応や、将来の運用変更を見据えたレイアウト提案にも強みがあります。
今の課題を解決するだけでなく、数年先の働き方の変化も見据えてご提案できる点は、多くの企業様から評価いただいています。

不要になったパーティションの撤去や再配置、既存オフィス内の動線改善、複数の設備工事を含めた調整など、細かなご相談まで含めてワンストップで対応できるのも特徴です。

WEB会議の部屋不足は、早めの見直しが効果的です

WEB会議が増えたことで生まれた部屋問題は、放置しても自然に解決するものではありません。
むしろ、会議室不足による予約の競合、執務室でのストレス、会議品質の低下、集中力の分散といった問題が積み重なることで、社員の生産性や満足度にじわじわ影響していきます。

だからこそ、「今のオフィスで何とかしたい」「大掛かりな工事は避けたい」「限られたスペースの中で最適な方法を知りたい」とお考えの企業様は、早めに見直しを進めることが重要です。

今ある環境を少し工夫するだけで解決できる場合もあれば、小規模個室の導入によって大きく改善する場合もあります。
大切なのは、自社にとって無理のない方法で、働きやすい環境を整えることです。

まとめ

WEB会議が当たり前になった今、オフィスに求められる役割も大きく変わっています。
単に席を並べるだけではなく、用途に応じた空間をどう確保するかが、これからのオフィスづくりでは重要です。

会議室を増やすだけでは解決しないケースが多い中で、小規模個室や小屋型空間の導入は、限られたスペースを有効活用しながらWEB会議環境を整える現実的な選択肢の一つです。
防音性、快適性、短工期、用途の柔軟性といった点から見ても、今後ますます導入価値の高い方法といえるでしょう。

岡山オフィスづくり.comでは、WEB会議の部屋不足という個別課題だけでなく、オフィス全体の使い方を踏まえた最適な空間づくりをご提案しています。
WEB会議の場所にお困りの方、空きスペースの活用方法を検討されている方は、ぜひ一度ご相談ください。
御社の働き方に合った現実的な解決策をご提案いたします。

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この記事を書いたのは
大橋 WORK SMILE LABO
大橋 淳紀
株式会社WORK SMILE LABO
大学を卒業後、新卒で㈱ワークスマイルラボに入社。
オフィス関連商品はすべてお任せください。
お客様の理念やビジョンといったコンセプトを大切にし、それが伝わるオフィスづくりの提案を行っています。
大橋 WORK SMILE LABO 営業