2022.10.18 オフィスレイアウト

「行きたくなるオフィス」とは？従業員の満足度が高いオフィスを考えよう

コロナウイルス感染拡大の影響でテレワークが普及し、現在多くの企業で取り入れられています。
このままテレワークが基本の働き方になるのかと思いきや、世間では意外にも出社モードも強く……。

先日、従業員が「行きたくなるオフィス」「たのしさダイバーシティ」として企業の「freee」がオフィス移転が取り上げられていました。
テレワークを希望する従業員も多い中で、満足度が高いオフィスの事例について深掘りしてみたいと思います。

Contents

1 freeeが拡大移転へ！「たのしさダーバーシティ」なオフィスとは？
- 1.1 オフィスに駄菓子屋やDJブース、キッチン、キャンプ場？！
2 アイデアだけではなく働きやすい環境も整備
3 従業員のアイデアを大切にすること
- 3.1 「オフィスに行きたい」＝「会社が楽しい」
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5 この記事を書いたのは

freeeが拡大移転へ！「たのしさダーバーシティ」なオフィスとは？

法人向けにソフトウェアサービスを提供する「freee株式会社」。
事務処理ソフトとして「会計freee」や「人事労務freee」を開発し、多くの企業の経理や人事、総務のサポートをしています。

そのfreeeが、東京本社オフィスを東京・大崎に移転し、旧オフィスの約2倍の敷地面積を誇るということです。
「できるだけワンフロアで多くの人が集まれること」を目指し、移転先を決めたようです。

そして、今回新オフィスに移転するにあたって、オフィスのコンセプトを一新。
「たのしさダイバーシティ」として、従業員から「行きたくなるオフィス」のアイデアを募りました。

このきっかけとなったのは、「従業員同士のコミュニケーション機会の減少」によるもので、コロナ禍でリモートワークが進む中で従業員同士のリアルな交流の場が減少していた背景が新オフィスに活かされたそうです。

オフィスに駄菓子屋やDJブース、キッチン、キャンプ場？！

IT mediaより引用

freeeの新オフィスに向けて、従業員からは200以上ものアイデアが集まり、オフィス内に活かされています。駄菓子屋従業員のアイデアが詰まった内装となっています。

ITmediaより引用

たとえば、「お菓子が食べたい」というアイデアから「駄菓子屋をイメージした会議室」を設置。会議室の中はまるで昭和の駄菓子屋の雰囲気そのまま。
もちろん本物の駄菓子をずらりと揃え、会議をしながら自由に食べられるというもの。
また、「料理がしたい」というアイデアでは、「キッチン付き会議室」をつくっています。
モダンで本格的なキッチンで従業員が料理をしながら、会議を進めていくというなんとも斬新で新鮮なアイデアです。

このほかにも、DJブースやビリヤード台がある会議室、DIYができる会議室など娯楽に富んだ会議室が目白押しです。
さらに、昨今の風潮から、テントやハンモック、芝生などを設置してキャンプ場を再現したエリアや、クッション性のある素材で表現した砂浜を再現したビーチエリアなども併設しています。

アイデアだけではなく働きやすい環境も整備

freeeでは、従業員のアイデアだけを取り入れたオフィスになっているわけではありません。
オンライン会議がスムーズに行えるように、従業員が働きやすい環境を整えています。

たとえばこんなことで。
・オンライン商談や面接用にフォンブース42台設置
・大型スクリーンを使用したオンライン会議サービス導入
・資料はすべてクラウド管理
・執務室内のエリアでは、空席状況を確認できるセンサーを設置

など、今の時代の業務合わせたサービスの導入や機器の設置などが充実しています。

従業員のアイデアを大切にすること

日々執務室やオフィスにいるのは従業員です。
実際にそこで仕事をする当事者だからこそ、気づくことや会社に望むことがリアルな声となって伝わります。
それを活かすのもボツにするのも経営陣次第ですが、生産性を上げ、業績を上げるには業務改革だけではなく、「従業員が働きやすい環境づくり」「楽しく働く環境づくり」「多くの従業員が仕事の枠を超えて交流が持てる」「リフレッシュして仕事ができる環境づくり」など業務の内容とは違ったアイデアをオフィスに盛り込むことが、今のオフィスのあり方ではないでしょうか。